AWS移行プロジェクトのPMとして入社後1年経ったので振り返ってみた
AWS事業本部 マイグレーション部松浦です。
今月の終わりでちょうど入社して1年が経ちます。早い・・・
なので、この1年を振り返ってみたいと思いブログを書きました。
AWS移行におけるプロジェクトマネージャーとは、を考える良い機会になったのでよかったらご覧ください。
(最後に宣伝あり)
入ってからやっていたこと
プロジェクトに関わる各種対応、およびチーム立ち上げ時期ということもあり、主に以下のような取り組みをしていました。
- プロジェクト対応
- 提案活動
- 移行案件の推進、プロジェクト管理
- 全体的な状況整理や顧客調整
- 技術的な実務はソリューションアーキテクト(以下SA)、AWSエンジニアの方が対応
- チームの立ち上げ
- 情報整理や調整
- AWSプログラム
- プロジェクト管理タスク
- パートナー連携
- 情報整理や調整
振り返り
この1年間で考えたことを整理してみました。
クラスメソッドの働きやすさ
正直技術レベルが高く、自分が居ていいのかなという想いはいつも拭えません。笑
でも、そのような中で働かせていただける機会をせっかく得られたので、できる限りのチャレンジをしていきたいと思っています。
前職ではブログや登壇といった情報発信はしておらず、そういった場があるのはありがたいですし、他の方もどんどん発信をしているので非常に刺激を受けます。
また、クラスメソッドのカルチャーは素晴らしいなと思って入社をしたのですが、入ってみてさらに実感しています。
数百人の人がこれを意識し、実践しているのを間近にみて本当にカルチャーとして浸透しているんだな、と思っています。
プロジェクトマネージャーの役割を考える
次にプロジェクトマネージャの役割についてです。
「プロジェクトマネージャーって何のためにいるんだろう」ということをこの1年ではよく考えました。
前職ではプロジェクトマネジメントに限らず、設計や実装の担当者という役割も持っており、プロジェクトに割くリソース量からもやるべきことが分かりやすかったです。
ただクラスメソッドではSA、AWSエンジニアの方々が非常にレベルが高く、うまく役割分担する方が効果的と感じ、その中でどう動くのが良いのか、ということをよく考えました。(とは言いつつ役割分担の正解はないので日々試行錯誤ですが)
やるべきこと
何よりも目指すのはプロジェクトの成功です。
それを第一に考え、全体を俯瞰しながら動くことがプロジェクトマネージャーには重要だと考えています。
その中で特に必要なのが以下のような行動です。
- 情報収集、整理
- 判断
- コミュニケーション
頭の中
上記の行動をするための頭の中を整理したいと思いました。
もちろん、これだけを考えているわけではないですが、よく思うことです。
全体的なこと
- 状況を正しく把握する
- 事実と意見を分ける
- 認識していない背景はないか?
- 問題に対する対応
- 起きそうなことはある?起きる前にできることはないか?
- (起きてしまったら)今何ができる?
- 次に何をするかを明確に
- ちょっとずつでも前に進める
- ペンディング状態であれば何をすれば状況が変わるか、またいつまでその状態で良いのか
- QCDのバランス
- QCDに対する影響度合いを考慮して判断する
- その問題がどのように影響する?
- その判断、行動がどのように影響する?
- QCDに対する影響度合いを考慮して判断する
- ぱっと見で全体状況がわかるものは欲しい (資料やPJ管理ツールはすぐ開けるようにしておく)
- スケジュール
- マイルストーンレベル
- 直近の予定
- 課題
- 全体的な量はどれくらい?
- 優先度や重要度が高いものは何か
- QCDに対する影響が高いものは何?
- 稼働状況
- 計画に対する稼働時間の状況
- メンバーが忙しそうかどうか
- スコープ, 前提条件など
- 最初どう提案して合意したか
- 今の内容は最初と変わっていないか?変更点は何か?
- スケジュール
対社内
- SA、AWSエンジニアの人に力を存分に発揮してもらうには
- 顧客とのコミュニケーションで困ってそうなところはないか
- (情報が多くなっていて)整理が必要そうなところはないか
- ステークホルダーへの情報共有(主に上位層)
- 問題起きる前に共有しておいた方が良さそう
- 当初の計画と変わりそうなところなど
- 問題起きる前に共有しておいた方が良さそう
- 他の案件にも活かすために
- 同じようなことをやりそうなら情報をまとめておく
- 他の人がやる時も同じ程度のクオリティになるためには
対顧客
- 安心してもらうために
- どのような情報を提供する必要があるか
- 間に入る
- 顧客と社内メンバー間で認識齟齬は起きていなさそうか
- 顧客は情報を追えていそうか
- 顧客の不安を拾って整理
- QCD
- プロジェクトの進め方
- 定例会や普段のコミュニケーション
- 顧客社内調整のための情報
- 顧客内部で会話するために必要な情報は連携できているか
個人の得意分野
日々業務に対応する中で考えたこと、またちょうど社内施策のコーチングを受けており、その中で考えた自分の得意分野です。
「誰にも負けない!!」と言い切れない自信のなさは自分の悪いところですが、これを強みとして成長し、そう言えるようにしたいな、と思っています。
気づいたこと
- とりあえずやってみる
- 選り好みはせず「まぁやってみようかな」と思う方です。
- 仕事として人と会話することは好き
- 相談には乗りたい
- 遠慮せずどんどん話して欲しいと思っています!(そのための努力はしたい)
- (ただ自分から話すのは苦手ですw 頑張れ自分。)
- 相談には乗りたい
- 曖昧なものを言語化して認識をあわせる
- ふわっとした状況に対し、現状がどうなっているか、次に何をすべきかを整理するようには普段努めています
- 自分だけでなく他の方が動きやすくなるためにも重要だと思っています。
- ふわっとした状況に対し、現状がどうなっているか、次に何をすべきかを整理するようには普段努めています
今後どうするか
「AWSをより多くの人に使っていただきたい」のが想いです。
AWSは便利で、色々な方のビジネスに貢献できるものだと考えています。
以下でAWSの良さが語られていますが、小さくスピーディーに始め、柔軟なシステムを構成できるサービスだと思っています。
その上で、クラウド移行を阻むものがあれば、それを取り除き、支援するのが自分の役目だと思っています。
前提として、全てをクラウドにしないといけない、とは思っておりません。
AWSのメリット、強みを踏まえてAWS移行の効果を実感してもらうことが重要です。
移行の効果がない、薄いものはそれ以外の選択肢もあります。
そういったAWS移行における方針の検討や計画策定からクラスメソッドでは支援をしております。
ご興味があればぜひご相談いただきたいなと思っております。
ここで宣伝!!
9/13(水) 13:50〜 Migration Showcaseでそのような話をさせていただきます。
ご都合が合えばご参加くださいませ!
まとめ
上記の通り、役割にとどまらず、プロジェクトの成功のために動くことが大事だと思っています。
そんな感じでクラスメソッドで日々悩みながらも楽しく仕事をしています!
色々な方の手助けになるような仕事ができるよう、これからもやっていきたいなと思う次第です。
最後に
一緒に働いていただける方を絶賛募集中です!!
上記のような楽しいお仕事待っています!! ご興味を持っていただけましたらぜひご応募ください。